開業18年で累計実績10,850件(2025年1月現在、当法人累計)
だから痛みが少なく、日帰りでも手術が可能。
眠っているから手術中の痛みや恐怖感はありません。
手術当日の所要時間は約2時間です。
手術直後から歩行可能で、食事・シャワー浴も当日から可能。
完全予約制だから待ち時間も少なく、土日診療だから通いやすい。
新宿駅は11路線が乗り入れる利用者数日本一のターミナル駅です。
“通院のしやすさ”を考え、新宿という街を選びました。
新宿外科クリニックは日帰り手術専門クリニックです。
当院は2007年の開業よりほぼ毎日鼠径ヘルニアの日帰り手術を行なっています。
長年の経験の中で“どうすれば痛みを少なくし、術後の早期回復を実現できるか”を常に追求してきました。
日帰り手術は手術当日から自宅に戻り、日常生活を送りながら回復していくものです。
日帰りでも安全に手術を行い、かつ日常生活への早期復帰を可能にするには「痛み軽減の工夫」「麻酔法の工夫」「フォローアップ体制」が重要と考え、実践しています。
当院では、2種類のやり方で鼠径ヘルニア手術を行っていますが、いずれも“傷を可能な限り小さく”し、術後の痛みを軽減できるようこだわっています。
鼠径ヘルニアの手術は、メッシュと呼ばれる合成繊維で筋膜の穴を修復する手術です。
当院では鼠径部小切開法と腹腔鏡手術の2通りの手術法があります。
症例により向き不向きはありますが、いずれも優れた術式と考えています。
鼠径部の膨らみの少し上を3〜4cm程度(女性など小さな膨らみの方は2cm程度)切開して行う手術法です。術野を直接見ながら手術を行います。
鼠径ヘルニア手術のスタンダードとなる術式で、幅広い症例に手術可能な汎用性が強みです。
当院では可能な限り傷を小さくしており、鼠径部小切開法と呼んでいます。
開院当初より行ってきた鼠径部小切開法には自信を持っています。
腹腔鏡手術は『より傷を小さく』することを目的に始まった手術法です。
臍部の数ミリ~1.5cm程度の小さな切開創から腹腔鏡と呼ばれる細長いスコープと器械を挿入し、映像を見ながら手術を行います。
TEP法は腹腔外から修復し、TAPP法は腹腔内から修復するという違いがあります。
当院では安全で確実性の高い日帰り手術を行うために「体格」「病歴」「鼠径ヘルニアの状態」等により腹腔鏡手術の適応に制限を設けておりますが、症例によっては鼠径部小切開法よりも腹腔鏡手術の方が向いていることもあります。
何より、鼠径部小切開法の半分以下の傷の大きさで手術ができ、両側同時手術も可能な点は大きなメリットと言えます。
腹腔鏡手術には機械操作に高い技術力が求められるため、当院では腹腔鏡手術の経験豊富な医師を招聘し、チームで手術を行うことで万全を期しています。
当院では、いずれも傷を可能な限り小さくすることで、手術後の痛みを少なくできるよう工夫しています。
日帰り手術を安全に確実に行うには、「日帰り手術の適応(日帰りでも安全に手術ができるか)」「手術法の適応(どの手術法がベストか)」をしっかり見極めることが大切です。
手術法には症例によって向き不向きがあり、より安全に確実な手術を行うには、手術法のバリエーションを増やすことが肝要であると考えています。
当院では、幅広い症例に対応可能な鼠径部小切開法、さらに小さな傷で手術が可能な腹腔鏡手術と2通りの手術法があります。
腹腔鏡手術においてはTEP法とTAPP法の2種類のやり方があることで、さらに日帰り対応可能な症例が増えました。
お問い合わせの多い例としては、
・前立腺がん術後(全摘後)
・下腹部の手術歴
・鼠径ヘルニア再発(メッシュ不使用の場合)
・血液サラサラの薬を飲んでいる
など様々ですが、当院ではいずれかの手術法で日帰り手術が可能です。
鼠径部小切開法、そしてTEP法・TAPP法の腹腔鏡手術が可能なので、幅広い症例で日帰り手術を行うことができます。
鼠径ヘルニアの日帰り手術を行うクリニックで、切開法・TEP法・TAPP法が対応可能な医療機関は当院の他にほとんどありません。
今までに「日帰り手術では難しい」と言われてしまったという方も是非一度ご相談ください。
麻酔の副作用がほとんど無く、『眠っているうちに手術が終わり、手術後の痛みの少ない麻酔』です。
患部に使用する局所麻酔と、鎮痛効果が長く続く膨潤麻酔(TLA麻酔)を併用しています。
眠くなる作用のある麻酔薬を使用し、恐怖感を感じることなく眠っている間に手術が終わります。術後の覚醒も早く、麻酔後の副作用も少ない麻酔です。
工夫した麻酔法により、鎮痛効果は長く、手術直後から歩行・飲食・トイレも問題ありません。
理事長の高島は、病院での勤務医時代から様々な手術を行い30年の経験を持つ外科医です。
2007年に日帰り手術専門クリニックとして当院を開業後、分院を合わせて鼠径ヘルニアの執刀累計は10,000件以上に上ります。
外科医としての幅広い見地、日帰り手術に従事してきた長年の経験に基づき、適切な治療法の提案と、術後の痛み・合併症の少ない日帰り手術をご提供します。
鼠径部切開法 | 腹腔鏡手術 | |
---|---|---|
2024年 | 300 | 127 |
2023年 | 210 | 116 |
2022年 | 270 | 147 |
2021年 | 285 | 168 |
2020年 | 226 | 154 |
2019年 | 349 | 151 |
日帰り手術を安心に受けていただくために、医師はもちろん、看護師・臨床検査技師・受付事務などスタッフ全員が日帰り手術についての知識・理解を持ち、手術前・手術・術後まで一貫したチームで治療に携わっています。
何でも聞いていただけるような、明るくアットホームな雰囲気が当院スタッフの自慢です。
鼠径ヘルニアは、鼠径部(脚の付け根のライン)に膨らみができる病気です。
大きな特徴は膨らんだり引っ込んだりすること。立ったり起き上がったりすると膨らんで、仰向けに横になると膨らみが引っ込みます。
鼠径ヘルニアは、筋膜が緩んで穴が開き、そこから腸がはみ出すことで膨らむので、「脱腸」とも呼ばれます。
大人の鼠径ヘルニアは自然に治ることはなく
治療法は手術のみです
痛むことは少ない病気ですが、一番怖いのは嵌頓(かんとん)です。
ある日突然膨らみが引っ込まなくなり、激しい痛みを伴います。放っておくと命に関わるため、入院での緊急手術となります。
嵌頓状態になっていなければ、ほとんどの場合日帰りで手術が可能です。
私は外科医として様々な手術を
経験してきましたが、鼠径ヘルニアは
数ある外科手術の中でも比較的低侵襲で
術後合併症も少ない手術です。
それでも
「日帰りで手術して本当に安全なんだろうか?」
と思われる方もいらっしゃるでしょう。
専門クリニックでの日帰り手術は、
以下の点で非常に優れていると考えています。
大きな病院では鼠径ヘルニア手術は若手医師の外科手術の手習として行われることが多く、執刀医の経験値は専門クリニックの方がはるかに高いです。
また、入院前提の病院では深い全身麻酔や下半身麻酔が使われることが多いので、麻酔による副作用が辛いという方もいらっしゃいます。
当院で行っているような“小さな切開創”かつ“浅い全身麻酔”で鼠径ヘルニアの手術を行うのは慣れていないと意外と難しく、経験が必要です。
大きな病院では、癌や緊急性の高い患者さんが優先されるため、鼠径ヘルニアのような良性疾患の手術は数ヶ月待ちになることもあります。
当院では混み具合にもよりますが、初診後1週間~1ヶ月の間に手術の予約を取れている方が多いです。
入院すると、『入院料』『食事代』がかかります。そのほか、冷蔵庫・TV・Wi-Fi等も利用すればさらに追加されます。
平均的な入院費用は、3割負担の方で一日約7,700円ほどです。3泊4日なら7,700円×4日=30,800円となり、1食460円の食事代も追加されれば35,000円以上になります。この費用が治療費(手術・麻酔・薬剤料等)に上乗せされます。
日帰り手術であれば、治療費のほかは数百円の診察料しか追加されませんので、日帰り手術は経済的負担が少ないことがわかります。
※一般病棟での2週間以内の入院料で試算
日帰り対応している病院はほとんどなく、大体が3泊~4泊、長いと1週間程度の入院となります。
鼠径ヘルニア手術の場合手術後に必要なケアはほとんどなく、入院していてもベッドで横になっているだけなので、それであれば自宅でゆっくり過ごした方がストレスが少ないでしょう。
入院してずっとベッドに横になっていたら体力は落ちてしまいますし、そうなると日常生活への復帰は遅れます。
適度に術後の身体を休めることは必要です。ただし、必要以上の安静はしない、つまり日常生活をできるだけ中断させずに治療をすることが、生活への復帰を早めるポイントであると考えています。
私は、「どうしても日帰り手術では困難」という患者さんは入院して手術を受けるべきと考えていますが、そうでない方は日帰り手術をおすすめしたい。
専門クリニックだからこそ提供できる技術や質を選んでいただきたいと思います。
当院は完全予約制です。
お電話もしくはWEB予約からお問い合わせください。
03-5323-6006
(所要時間:1時間~1時間半)
担当医師の診察(問診・触診)と超音波検査を行います。
手術の予定になった方には、手術法、麻酔法、合併症について丁寧に説明させていただきます。ご不安な点があればお気軽にご質問ください。
診察後に術前検査(心電図・採血)、手術日予約と日帰り手術の流れについてのご説明があります。
※手術の予約は後日お電話でも可能です。
(所要時間:約2時間)
手術予約時間の10分前に到着いただき、診察→お着替え→手術室とご案内します。
入室後、点滴から入れる静脈麻酔で眠っていただいてから手術を開始します。
手術時間は平均30~40分ほどです。手術終盤には目が覚めている状態で、手術直後からご自身の脚で歩行できます。
手術後はリカバリ室で休憩していただき、お着替え後、診察・お会計をして終了となります。
(所要時間:約30分)
手術から1週間目、2ヶ月目にそれぞれ診察があります。傷の状態や治り具合を確認します。
手術直後、局所麻酔が効いている3~4時間は強い痛みなく過ごせます。徐々に効果が薄れていくため、その後は内服の鎮痛剤で痛みをコントロールします。
痛みのピークは手術当日の夜~翌朝で、日に日に軽くなっていきます。術後3日目までは毎食後痛み止めを飲んでおくと、日常生活程度の動きは問題なくできるでしょう。
ベッドから起き上がる時や排便時、咳やくしゃみなど、腹圧がかかる動作が痛みやすいです。患部を手で押さえると痛みが軽減します。
切開法は鼠径部に3~4cm(女性だと2cm前後)、腹腔鏡は臍下に1~2cmの創です。※切開法の場合は膨らみ大きさに応じて傷が大きくなることもあります。
いずれも埋没縫合のため抜糸はありません。
多少血が滲みますが、テープの範囲内に収まる程度なら問題ありません。
また、徐々に創部周りが腫れて硬くなります。腫れは治癒過程における正常な反応で、数ヶ月で柔らかく戻っていきます。
創部には防水テープが貼ってあるので、手術当日からシャワー浴可能です。湯船での入浴は術後3日目からとなります。
術後の診察日に創部を確認します。それまでテープ交換や消毒などは不要です。
手術当日は全身麻酔後のため、ご自宅でのんびり過ごすのがおすすめです。翌日以降は、痛みが気にならなければ普段通りに生活して構いません。
『どこまで動いてOK?』の基準は“痛み”。痛みが辛くなければお仕事もOK。デスクワーク等なら翌日から復帰している方もいます。
当院では、平均して翌日~2、3日休む方が多いです。
仕事内容に応じた無理のない復帰スケジュールをおすすめします。
力仕事やスポーツは2週間程度控えましょう。
手術後に「悩んでいた時間の方が長かった。もっと早く手術すれば良かった」と言ってくださる方もいて、明るくなった表情を見ると病気が治った以上に患者さんのQOLが向上したことを感じられます。
手術は怖いし痛いもの。それは技術や工夫で軽減できますし、一時耐えられれば鼠径ヘルニアで悩むことの無い未来が待っています。
手術で患者さんの生活がより良く変われば、医師としてこれ以上のことはないと思っています。ぜひご相談ください。
長濱医師は高島理事長とは大学の同級生で、腹腔鏡手術を担当しています。2015年の腹腔鏡手術開始当初より当院に招聘し共に手術にあたっています。
消化器外科、食道外科が専門ですが、日産玉川病院勤務時代に中島昭先生の薫陶を受け、鼠径ヘルニア手術について診療研究を行ってきました。
勤務する九段坂病院では様々な消化器疾患の手術を行い、中でも得意とする鼠径ヘルニアは嵌頓症例や再発症例等、日帰りでは困難なものまで全て対応しています。
腹腔鏡下手術に関しての広い知見と高い技術を持つ信頼できる医師です。
高島先生が独立される前の病院からのご縁です。鼠径ヘルニアは最初お腹に何かクリクリが出て「癌かな」と疑ったのですが、ぽこっと出たから「これは鼠径ヘルニアね」って「あっ」と思って。
先生に電話を入れたら「すぐ診てあげよう」って言ってくれました。そんな方にオペしていただくっていうのは一番ですよね。
それはもう3~4年前くらいの話で、今でもかかりつけの病院として定期的にお薬をもらいに来ています。
当院での治療は健康保険適用です。
保険診療では、厚労省で定められた診療報酬点数に基づいて患者様のお支払い額が決められています。
(同じ手術であれば医療機関によって金額の差が出ることはありません。)
▼各負担割合のタブをタップすると
それぞれの料金表が表示されます。
初診料 (診察・エコー検査のみ) |
2,100円前後 |
---|---|
初診料 (診察・エコー検査・術前検査) |
5,000円前後 |
再診料 | 500円前後 |
手術料(切開法) ※片側の料金 |
44,000円前後 |
手術料(腹腔鏡) ※片側・両側同一料金 |
110,000円前後 |
初診料 (診察・エコー検査のみ) |
1,400円前後 |
---|---|
初診料 (診察・エコー検査・術前検査) |
3,300円前後 |
再診料 | 360円前後 |
手術料(切開法) ※片側の料金 |
18,000円 |
手術料(腹腔鏡) ※片側・両側同一料金 |
18,000円 |
初診料 (診察・エコー検査のみ) |
700円前後 |
---|---|
初診料 (診察・エコー検査・術前検査) |
1,700円前後 |
再診料 | 180円前後 |
手術料(切開法) ※片側の料金 |
15,000前後 |
手術料(腹腔鏡) ※片側・両側同一料金 |
18,000円 |
◆ 現金
◆ クレジットカード
◆ 電子マネー
高額療養費制度とは、ひと月の医療費が高額になった時に、申請すれば自己負担限度額を超えた分の払い戻しを受けられる制度です。
(ご自身の健康保険適用でのお支払い額が自己負担限度額を超えている場合に適用となります)
マイナ保険証(マイナンバーカードを保険証の代わりに利用)もしくは限度額適用認定証をご提示いただくと、クリニックでのお支払額は自動的に自己負担限度額までに収まります。
初回は、クリニック受付に設置しているカードリーダーにマイナンバーカードを置き、顔認証もしくは4桁の暗証番号で認証、数ステップで完了します。この時、『限度額情報の提供に同意する』を選択してください。(高額療養費の適用がされます)
ご加入の保険者のホームページに取得方法が記載してあります。申請後1週間程度でご自宅に届きます。
限度額適用認定証は申請の手間・即時発行ができないこと・有効期間の短さといったデメリットがあります。マイナンバーカードをお持ちの方はマイナ保険証のご利用が便利です。
高額療養費の自己負担限度額は以下のようになります。
高額療養費が適用された自己負担限度額
所得区分 | 1ヶ月の自己負担限度額 (1医療機関ごと) |
当院での手術が該当するかどうか (お支払額が自己負担限度額を上回る場合に 該当となります) |
||
---|---|---|---|---|
切開法 | 腹腔鏡 | |||
区分ア | 年収約1160万円~ 標準報酬月額83万円以上 |
252,600円 + (医療費-842,000円)×1% |
ー | ー |
区分イ | 年収約770~1160万円 標準報酬月額53~79万円 |
167,400円 + (医療費-558,000円)×1% |
ー | ー |
区分ウ | 年収約370~770万円 標準報酬月額28~50万円 |
80,100円 + (医療費-267,000円)×1% |
ー | ○ |
区分エ | 年収~370万円 標準報酬月額26万円以下 |
57,600円 | ー | ○ |
区分オ | 住民税非課税世帯 | 35,400円 | ○ | ○ |
所得区分 | 1ヶ月の自己負担限度額 (1医療機関ごと) |
当院での手術が該当するかどうか (お支払額が自己負担限度額を上回る場合に 該当となります) |
||
---|---|---|---|---|
切開法 | 腹腔鏡 | |||
現役並みⅢ | 年収約1160万円~ 標準報酬月額83万円以上 |
252,600円 + (医療費-842,000円)×1% |
ー | ー |
現役並みⅡ | 年収約770~1160万円 標準報酬月額53~79万円 |
167,400円 + (医療費-558,000円)×1% |
ー | ー |
現役並みⅠ | 年収約370~770万円 標準報酬月額28~50万円 |
80,100円 + (医療費-267,000円)×1% |
ー | ー |
一般 | 156~370万円 | 18,000円 | ○ | ○ |
低所得者Ⅱ | 住民税非課税世帯 | 8,000円 | ○ | ○ |
低所得者Ⅰ | 住民税非課税世帯 (年金収入80万円以下) |
8,000円 | ○ | ○ |
脚の付け根~下腹部部分が鼠径部です。わかりやすくイメージするなら、両手の小指を脚の付け根の斜めのラインに、そして掌底を腸骨(下腹部に出っ張った左右の骨)に当たるように手のひらを置いてみてください。手のひらで覆われた下腹部部分が鼠径部と思っていただいて構いません。この部分が膨らむヘルニアを鼠径ヘルニアと言います。男性の場合は陰嚢に膨らみが出ることもあります。
あります。鼠径ヘルニアの仲間のひとつとして、鼠径部よりも太ももに近い部分が膨らむ「大腿ヘルニア(だいたいヘルニア)」もあり、これは女性に多いヘルニアです。
他にはおへそが膨らむ「臍ヘルニア(さいヘルニア)」、鼠径部よりもやや上の下腹部が膨らむ「半月状線ヘルニア(はんげつじょうせんヘルニア)」などです。これらも当院で手術可能です。
そのほか、上記以外の上腹部が膨らむヘルニアで「腹壁瘢痕ヘルニア(ふくへきはんこんヘルニア)」というものもあります。腹壁瘢痕ヘルニアは、外傷の痕や手術痕から腸が脱出するヘルニアです。そのため癒着の影響が強く、深い全身麻酔下での手術が望ましいため当院では手術を行っていません。病院での入院手術をお勧めしています。
子供の鼠径ヘルニアであれば成長とともに膨らみが出なくなることもありますが、大人の方であれば自然に治ることはありません。
薬や生活習慣で治ることもなく、治療法は手術のみです。
わかりやすく言うと、鼠径ヘルニアの膨らみが出っぱなしになり、手で押しても戻らなくなってしまった状態のことです。
鼠径ヘルニアは、鼠径部の筋膜の穴から腹腔内の腸が脱出することで膨らみ、仰向けに横になったり手で押し込んだりすると腸が穴から腹腔内に戻るので平らに戻ります。
嵌頓状態は、脱出した腸が何らかのきっかけ・要因で穴にひっかかってしまって腹腔内に戻れなくなり、首が絞まったような状態になります。そのままほうっておくと、腸閉塞や酸素が行き渡らなくなって腸穿孔につながる危険性が高くなるため緊急手術が必要になります。嵌頓した鼠径ヘルニアの手術は深い全身麻酔が必要ですので、入院手術となります。
嵌頓状態になると強い痛みがありますので、患者さんはすぐにわかります。
「膨らみがスムーズに戻りにくい」「戻すのに時間がかかる」「手で押し込むと痛い」といった方は通常よりも高リスクと考え、早めの手術をおすすめすることもあります。
ただ当院にいらした患者様でも、日頃も診察時もスムーズに膨らみが戻る方で、大きな問題もなく日帰り手術を予定していた方が「突然戻らなくなったので救急車で病院に行き緊急手術になりました」とご連絡が来た方もいらっしゃいました。そのため、どんな方が、どういったタイミングで嵌頓になるかはわからないというのが正直なところです。
嵌頓になる方は少ないですが、鼠径ヘルニアは治療しない限り嵌頓のリスクは常にあります。嵌頓への不安を抱えながらの生活はストレスになりますし、鼠径ヘルニアは嵌頓になる前であれば多くの方が日帰り手術で治療できる病気です。早めの手術をおすすめいたします。
確かに鼠径ヘルニアは痛むことが少ない病気なので、膨らみや違和感だけであると放っておく方も多いです。しかし、一度発症した鼠径ヘルニアは徐々に進行して大きくなり、膨らむ頻度も増えていきます。はじめは「時々膨らむ」だけであったのが「毎日膨らむ」ようになり、日常生活でストレスを感じる方も多いです。
鼠径ヘルニアは膨らみがあれば手術適応です。膨らみが大きくなる前に手術したほうが傷も小さく済みますので、早期治療をおすすめいたします。
膨らみが大きくても、横になったときや手で押し込んで膨らみが平らに戻るのならば日帰り手術が可能です。
多いのは「親指の先くらい」「ピンポン玉大」「鶏卵大」くらいの大きさですが、野球ボール大やオレンジ大ほどの大きさの方もおられます。
膨らみが大きいと比例して手術創も大きくなりますので、鼠径ヘルニアは放置せず早めのご手術が望ましいかと思います。
膨らみに気が付かれてから一度も引っ込んだことが無ければ、鼠径ヘルニア以外の可能性もあります。
若い方に多いのは、「リンパ節の腫れ」です。鼠径部にはリンパ節が複数あり、細菌やウイルスによる感染で反応して腫れます。リンパ節の腫れの特徴としては、触るとクリクリとしていて、鼠径ヘルニアのように引っ込みません。
多いのは下半身等の傷から細菌が入って腫れるものですが、時間経過で引いていくことが多いです。痛みがひどく、どんどんしこりが大きくなるような場合は内科の受診をお勧めします。
体格とヘルニアの膨らみの大きさによりますが、臍ヘルニア(でべそ)の手術も当院で可能です。切開法での日帰り手術となります。ただし、高度の肥満の方、膨らみの大きな臍ヘルニアは日帰り手術が難しく、入院手術をおすすめしています。
特に問題はありません。手術時はショーツは脱いでいただきますので、タンポン等の使用をお勧めしています。
手術は産後、授乳終了後に行っております。
手術では手術薬剤・麻酔薬剤だけでなく、術後の抗生剤・鎮痛薬などさまざまな薬剤を使用しますので、母体やお子様への影響を考慮し、基本的に妊娠中・授乳中の方には手術は行いません。
また、「妊娠中は膨らみがあったけれど産後は出なくなった」という方もおられます。妊娠中は鼠径部に強い負荷がかかるので膨らみが出やすくなりますが、出産でその負荷が無くなったことで膨らまなくなったと考えられます。一度発症した鼠径ヘルニアは自然治癒することは無いので治ったわけではありませんが、膨らまなければ手術の必要はありません。
ヌック管水腫も鼠径ヘルニア切開法に準じた手技で手術可能です。水腫のみであれば摘出後閉創して終了となりますが、ヌック管水腫は鼠径ヘルニアを合併していることも多いため、その場合は鼠径ヘルニア手術に切り替えて手術を行います。術後の経過も鼠径ヘルニア手術と同様です。
初診からご手術、再診まで全てご予約をとっていただくようお願いしております。大きな病院等ですと患者様の数が多いため、予約をしていても1日がかりになってしまうこともあるかと思いますが、当院では可能な限り患者様にお待たせすることのないよう完全予約制とさせていただいております。
診療の進み具合や直前での予約キャンセル発生などで、当日でもご案内できる場合がございます。当日の受診をご希望の際はお電話でお問い合わせください。
問診・視診・触診を行います。鼠径ヘルニアの場合は、立位で膨らみ仰臥位(仰向け)で引っ込むといった特徴もあるので、立った状態と診察台に横になった状態と両方で診察しています。
触診時は、鼠径ヘルニアの膨らみが見える位置までボトムとお下着を少し下げていただくようお願いしております。女性の患者様の場合は必ず女性スタッフが介助に入りますのでご安心ください。
診察に際して何か準備いただくことはありません。初診日に手術前検査として採血をする方もいらっしゃいますが、お食事や食前後の内服薬に関しても普段通り行って大丈夫です。また尿検査もありませんので、お手洗いのタイミングも気にされなくて大丈夫です。
初診時は、診察と超音波検査を行います。(検査は診察の前に行う場合と後に行う場合とあります)診察の結果、手術適応の鼠径ヘルニアがあり、なおかつ患者さまも日帰り手術を希望される場合は、手術方法や麻酔法、合併症の説明を行います。
その後手術前検査として採血・心電図検査があり、その後担当スタッフによる手術オリエンテーションがあります。手術日の予約・手術前後の注意点などを書類を用いてご説明いたします。ご不安な点などあればなんでもご相談ください。所要時間はトータル1時間~1時間半程度です。診察・超音波検査のみで終われば30~40分程度かと思います。
多少の異常値は大きな問題とはなりませんが、加療が必要な貧血状態であったり、糖尿病の検査項目であるHbA1cがコントロール不良な値であったり、肝機能・腎機能が著しく悪かった場合にはそちらの治療を優先していただき、全身状態が落ち着いた時に手術を行います。
また、手術になりますので血液感染症(B型肝炎、C型肝炎、梅毒)の検査も行いますが、感染症に関しては感染対策をした上で手術を行いますし、患者さんの全身状態が悪くなければ予定通り手術を受けていただいて問題ありません。
当院の鼠径ヘルニア外来は水曜・金曜・土曜AM・日曜となっており、診察・手術を交互に行っております。(第2・4水曜はAMのみ)
腹腔鏡手術は金曜・土曜AMのみとなっておりますが、鼠径部小切開法であれば水曜・金曜・土曜AM・日曜いずれも枠がございます。
手術法が決まっていれば日程だけお電話で予約することも可能ですが、ほとんどの方は初診日に手術日の予約をされます。ご希望のスケジュールで手術日の予約をされたい場合は初診当日のご予約をおすすめいたします。職場やご家族とご相談の上ご来院ください。
ご予約は原則、当院に受診いただき、日帰り手術の適応を判断してからとさせてていただいております。
もし遠方からのご来院であったり、ご都合上スケジュールが限られているなどのご状況があればご相談ください。
ただし、腹腔鏡手術につきましては全例診察後のご予約とさせていただいております。
申し訳ありませんが、当院では初診当日のご手術は行っておりません。理由としては、手術前検査の結果を確認するまでは、安全に日帰り手術が可能な状態であるか判断できないからです。
また、実際に診察時にお会いして患部を診せていただくまでは日帰り手術の適応を正確に判断できませんので、当日手術は行っておりません。
もちろんです。むしろ初めて診察を受けられるという方が多いです。ご紹介状は無くても問題ありませんが、もしお手元にあれば受診時にお持ちください。
もちろんです。手術やご病状など、ご不安に思われていることについてご説明することができますので、まずはご相談にいらしてください。
日常生活や食事等の制限はありませんが、腹部に強い圧力がかかることは避けるべきです。運動でいえば、腹筋や重量挙げなどのトレーニングは控えましょう。ランニングやストレッチなどの全身運動は継続して構いません。
食事面での制限も特にありませんが、太ると内臓脂肪の重みが鼠径部にかかりますので、肥満傾向の方は体重を減らすように心がけましょう。
上記よりも重要なのは、『膨らみが戻る(へこむ)ことを毎日確認すること』です。鼠径ヘルニアは膨らみが出っぱなしになるのが一番良くないです。毎日起床時に平らになっていることを確認し、日中も気がついたタイミングで押し戻してください。戻してもすぐ出てきてしまうかもしれませんが、それでも戻してください。出っぱなしの時間をリセットすることが大切です。膨らみが多少大きくなったとしても、ちゃんと戻るようであれば日帰り手術には問題ありません。
ほとんどの方は日帰りで手術可能ですが、診察時の判断で入院手術をお勧めすることもございます。
例えば、以下に該当する方は入院でのご手術をおすすめする可能性があります。
・他院での再発鼠径ヘルニア(小児期やメッシュ不使用での手術歴であれば問題ありません)
・膨らみが戻らない鼠径ヘルニア
・高度肥満の方(例:体重100kg~の場合など。体格や皮下脂肪の厚みにもよるため、診察時に医師が判断いたします)
これらに該当する場合深い全身麻酔で行う必要があり、入院手術となります。ご希望の方には当院から関連病院へのご紹介状を発行しています。
診察してみての判断となります。
鼠径ヘルニアの手術でも切開法と腹腔鏡といった術式の違いや、腹腔鏡手術でも腹膜に入るか入らないかといったやり方の違いがあるので、医療機関によって日帰り手術の対象範囲は多少異なります。
そのため、他院様では日帰り不適応と言われた場合でも当院では問題なく日帰り手術が可能なこともございます。(その逆もあるかもしれません)
日帰り手術をご希望でしたら、まずは一度ご相談にいらしてください。
診察次第となります。どちらの術式がより適しているかは、鼠径ヘルニアの状態や体格、内服薬等で総合的に判断しております。どちらの手術方法でも問題ないと判断できた場合には、患者様のご希望の手術方法をお選び頂けます。
基本は手術当日もお一人でお越しになる方が多いです。ご高齢の方、未成年の方、歩行等に不安のある方に関してはご同伴者さまをお願いすることがございます。
もちろんです。クリニック内でお待ちいただいても構いませんし、外出される方もおられます。外出される際は受付に一声おかけください。お戻りの目安時間をお伝えいたします。
また、クリニック内の待合室はそれほど大きなスペースではありませんのでご注意ください。
手術前日までは制限はありません。手術当日は、手術開始時間の6時間前から禁食となります。手術終了後はすぐにお食事可能です。お好きなものをお召し上がりください。
飲水に関してですが、お水・お茶・ブラックコーヒーなどでしたら制限はありません。ただし、糖類が入った飲み物・ジュース・乳飲料・ゼリー飲料等は胃に残りますので、食事と同様に手術前の禁食時間帯は避けていただきます。
お飲み物に関してはご自由にお持ちいただいて構いません。(酒類、香りの強い飲み物はお控えください。またゴミはお持ち帰りください)
食べ物に関してですが、他の患者様がいらっしゃる場所での食事は食物アレルギー等のリスクもございますため、基本はお控えいただくようお願いしております。もしお食事のタイミングが難しく、院内で軽食を摂りたいというご要望がありましたらスタッフまでご相談ください。
手術の際は、上半身はTシャツ等、下半身は当院でご用意する使い切りタイプの専用ハーフパンツ(別途200円(税込)かかります)に着替えていただきます。
手術の際はTシャツを胸下まで少し引き上げ、専用ハーフパンツを鼠径部が露出する程度まで下げた状態で手術を行います。
以前は病院での手術と同様に全裸の状態で手術用ガウンを着ていただいておりましたが、衣服を脱ぐことへの抵抗感を鑑み、現在は胸部や陰部の露出を可能な限り抑えたやり方を採用しております。
上半身に着ていただくTシャツは患者様にご用意いただいております。飾りやファスナー等の付いていないシンプルなものでお願いしています。
着ていらしたものそのままでも構いませんが、手術で汚れてしまう可能性もございますので汚れても構わないものをお選びください。お下着は外していただきますので、透け感が気になるようでしたら濃いめのお色味のものをご用意いただくと宜しいかと思います。(パッドが入っているものも可能です)
来院時の服装には指定はございません。
ベースメイク等は問題ありませんが、酸素マスクを着用しますのでリップメイクはお控えいただきますようお願いいたします。また、メイクが崩れてしまう可能性はありますので手術が終わってからお直しいただくのがよろしいかと思います。
金属の種類に関わらず、アクセサリー、眼鏡、腕時計など、装飾品はすべて外してください。ワイヤー入りのお下着も不可となります。インプラントや人工関節等、体内にある金属は問題有りません。
手術直後から歩行可能であり、排尿は手術前と同じ様に行えますので尿道カテーテルは挿入いたしません。可能性は低いですが手術後に排尿障害が現れた場合のみ、緊急的な措置として尿道カテーテルを挿入できるよう院内には準備しております。
手術の際は、心電図モニター、腕に点滴、反対のお腕に血圧計、指先に酸素飽和度測定モニターを装着します。また、麻酔導入後に酸素マスクもしくはラリンジアルマスク(より気道確保効果の高いマスク)を装着しています。
手術終了後は基本的に全ての器械を外しますので、手術後もドレーンなどが挿入されているということはありません。(点滴に関しては、状態によって休憩室移動後も継続する場合があります)
術後の内服薬は院内処方でお渡ししています。手術当日、手術前に看護師から鎮痛剤と胃薬、頓用の鎮痛剤をお渡ししています。(頓用の鎮痛剤は坐薬か内服薬かお選びいただけます)
当院でご用意のない処方薬の必要があれば院外処方(処方箋による薬局での処方)となりますが、通常は院内処方となります。
意識消失を伴う静脈麻酔を行いますので全身麻酔の範囲に入ります。『全身麻酔』というと不安に思われる方も多いですよね。当院で行う静脈麻酔は、全身麻酔の中では浅い部類になり、麻酔薬で眠らせる作用はありますが呼吸は止めないので、術中は自発呼吸で眠っている状態になります。
手術前の計量で適正量を決めて持続導入しており、麻酔薬を止めると10分前後で覚醒します。麻酔の効き方には元々の体質による個人差があるので、覚醒まで時間がかかる方もいらっしゃいますが、眠り続けて目覚めないということはありませんのでご安心ください。
手術である以上急変のリスクを0にはできません。起きうる問題として、薬剤アレルギーや呼吸の低下や心拍・血圧の乱れなどが考えられますが、多くは院内に用意のある緊急時用薬剤で対応が可能です。ただし薬剤アレルギーの場合は手術中止の可能性もあります。
また、もし院内設備で対応困難な事態が起きた場合は、連携医療機関である九段坂病院などへの搬送となるかと思います。
術後の診察時にお話を伺うと、「3~4日は結構辛かった」「覚悟していたけれどほとんど痛くなかった」と仰る方など様々で、痛みの感じ方や程度には個人差が大きいと感じています。
そのため一概にお伝えするのは難しいのですが、いずれも「自宅で安静にしていたら我慢できるレベルだった」と仰る方が多いです。手術後は当日・翌日・翌々日の3日間が強い痛みの出る期間ですので、その間は痛みがなくとも毎食後鎮痛剤を内服いただいています。その後は痛みの程度に応じて鎮痛剤を内服していただいており、4日目以降は日常生活動作なら問題なくできたという方が多いです。
強い痛みがあるうちは無理に動かず、ご自身の楽な体勢でゆったりお過ごしになることをお勧めします。特にNGの体勢はありませんが、うつ伏せは痛みが強くなるかもしれません。
またずっと横になっていると体力が落ちて次動くときに辛くなると思いますので、ご自宅内での日常生活動作はできる範囲で続けてください。
腹圧がかかるタイミング・動作の時に痛みが強くなります。例えば、「起床時にベッドから起き上がる時」「排便時」「咳・くしゃみ」「大きな声を出した時」などです。その際はお傷部分に手のひらを当て、優しく抑えるようにすると痛みが緩和されます。
デスクワークの方であれば、早くて手術の翌日から復帰されている方もいらっしゃいます。痛みが気にならなければ手術翌日からデスクワークをしていただいても特に問題はありません。ただし復帰当日から長時間ずっと座った姿勢でいると痛みが強くなると思いますので注意してください。
「全然痛くなかった」方もいれば「3日目まで自宅で横になっていた」という方もおられ、痛みの感じ方は個人差があります。無理は良くないですから、『手術後は2~3日強い痛みが出るだろう』と想定したスケジュールで手術を予定されることをお勧めします。
力仕事は患部に強い腹圧がかかりますので、術後2週間は控えた方がよろしいでしょう。その間は負担の軽い業務に振り替えてもらったという方もおられますし、お休みせざるを得ないということで傷病手当金の申請をされる方もおられます。
復帰される場合も、復帰初日から術前と同じように強い負荷をかけると痛みが出る可能性がありますので、軽めの負荷から始めて、徐々に元の業務量に戻していただくのがよろしいかと思います。
痛みの感じ方は個人差がありますので一概には言えませんが、手術翌日~翌々日までお休みを取られる方が多いです。復帰後はデスクワーク等の軽い仕事から始めることをお勧めします。通勤だけでも身体への負担はありますので、復帰初日から外回りはお辛いと思います。
運転に関しては、手術翌日であれば麻酔の影響は消失しているので問題はありませんが、痛みが強い時に運転するのは大変危険ですのでお勧めできません。運転は痛みが軽くなり、動作に影響がないとご自身で判断できてからの予定にされると良いかと思います。
お子様の体重にもよるでしょうが、抱き上げる動作というのは強い腹圧がかかります。そのため、手術後強い痛みがあるうちは控えていただいたほうが良いでしょう。痛みで体勢を崩してしまう危険性もあります。座った姿勢での抱っこであればそれほど強い腹圧はかからないかと思いますが、お傷に当たる可能性があるので注意してください。
術後1週間目の診察時にお話を伺うと、皆さん「(抱っこは)なんとかなりました」と仰っていて、工夫されながら術後の経過を過ごされたのかなという印象です。
埋没縫合という縫い方をしておりますので抜糸はありません。また消毒も不要です。お傷に貼ったテープも交換不要ですので、ご自宅でしていただくケアはありません。手術から1週間後に診察にいらしていただきますので、その際に医師がテープを剥がし、傷の状態を確認いたします。
当院は9:00~18:00が診療時間となっており、夜間や早朝、休日等の診療時間外はお電話をオンコール携帯電話に転送して対応しております。担当のスタッフに繋がりますので、術後にご不安な事があればいつでもご連絡ください。
ご加入の保険会社様によって必要書類や手続きは異なります。まずは保険会社様にお問い合わせください。
保険会社専用診断書の記載をご希望の場合は、ご自宅に届いた書類をご来院時に受付にお渡しください。(書類作成手数料として6,050円かかります)
お休み開始から4日目以降が傷病手当金対象の期間となります。ご確認の上、傷病手当金の支給申請書をご用意ください。また、書類の記載は傷病休暇が終了してからでないとできませんので、休暇が終わってからお持ちください。事前のお預かりはできかねます。
また、この書類の作成手数料は健康保険適用となり、3割負担の方で300円です。
提携する駐車場はありません。近隣には複数のコインパーキングがございますのでそちらをご利用頂いています。
鼠径ヘルニアの可能性があってお悩みの方、診察・手術をお考えの方、専門の医師に相談したいという方など、当院にお気軽にご相談ください。
お問い合わせはお電話・メールどちらでも大丈夫です。
下記メールフォームよりお問い合わせいただいた場合は、担当者より2営業日以内に折り返しご連絡をさせていただきます。
日帰り手術専門 新宿外科クリニック
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